20171104
昨日、本日と、名古屋で行われた精神分析学会に参加してきました。
精神分析学会には、私が精神科医局に入局してから、今のところ毎年欠かさず参加しています。
今年は、私が精神分析的治療を学んだ名古屋での開催でした。恩師や先輩方が活躍しておられるのを見て、自分も細々とながら福井で分析を生かした治療を続けていきたいなあと改めて思いました。
心療内科・精神科では、お薬の処方以外に、精神療法と呼ばれる、言葉を使った治療が重要になると思っています。
最近は生物学的な精神医学の発達が望ましいのですが、精神療法でも認知行動療法や対人関係療法など、薬と同等以上の効果があると認められる精神療法も技法もあります。
精神分析的な治療は一種の伝統工芸のようなもので、治療を実践しながらお師匠さんのもつ空気やたたずまい、やり方を比較的長い時間をかけて学んでいく必要があります。
ただ、そのお師匠さんも数は少なく、場所も限られ、体得へのハードルもある程度高いため、精神分析的治療の存続が危ぶまれています。
私は幸いなことに、週1回のスーパーバイズと呼ばれる指導を、3人のお師匠さんから5年ほど受けて、精神分析学会の認定精神療法医を取得することができました。
学会に出席する度にまだまだ力不足であることを実感しながらも、誰かにバトンを渡すことができればなあと思っています。
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