20180509
患者さんから、どこからが病気でどこからが性格やクセなの?と質問を受けることがあります。
パーソナリティ障害と呼ばれる病気は、性格の病気、とも言えますので、病気と性格を分けること自体あまり意味がないことかもしれません。
精神科の医師でも立場によって判断が異なるようです。パーソナリティー障害は病気じゃないので診察しません、と公言しておられる先生もおられるときいたことがありますので。
どこから、という万人に共通した答えは難しいと思うのですが、自分としては
「こころやからだの問題で、自分や周りの人がとても困って医療の助けが必要な状態」
というのはどうかなと思っています。
逆に言えば、どんなに周りとは違っていても、ハンディがあっても、クセが強くても、自分や周りの人が大きく困らずに、楽しくその人らしい社会生活を送ることができれば病気の状態と見なす必要はないのではないかと思います。
長引くうつ病の患者さんや、簡単には解決の難しい発達障害の患者さんなども、社会での居場所がみつかり、その人らしく生活できるようにお手伝いしていきたいと思います。
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