20161215
長年心療内科や精神科、メンタルクリニックで薬を調整してもらっても、ちっともよくならなかった症状が漢方で劇的に改善した、という経験はよくあります。前回お話した症状でいうと、のぼせには桂枝という生薬が入った処方が著効することがあります。これ、じつはシナモンなんですよ。更年期の症状のある女性では、桂枝茯苓丸がよく処方されます。
ただ、更年期の女性ならみんな桂枝茯苓丸を処方すればのぼせがよなる、というわけでは残念ながらありません。
漢方薬では証、という考え方をします。
体力がある人か、ない人か、血の巡りの良い人か悪い人か、水が余っているかどうか、などを始め、様々な視点からその人にあった薬を考えるのです。えらそうに書いてますが、自分自身、まだまだ勉強中です。実はこの秋に漢方の専門医試験を受ける予定だったのですが、子供のお宮参りを優先してドタキャンしました。てへぺろ。
また勉強がてら、こちらに漢方についてをまとめていきたいと思います。【Next】本日精神科当直中です。
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